2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

聞く耳を持つ

前回の記事では、 どんな話でも一旦は受け止めることによって 初めて、相手が自分の話を聞く気持ちになってくれる、 という気づきについて書いた。しかし思い返せば、別に論破するつもりも毛頭なく、 ただ自分の意見を述べたに過ぎないにもかかわらず、 内容…

うけとめる

昨晩、母がテレビに出ている芸能人について 何か外見的なことでコメントしたのにたいして、 私は最初に疑問を投げた。 すると母は機嫌を損ねて「もう話さない」といった。他にも認識のズレによる衝突があったときに、 私が落ち着いて理由を説明しても母は不…

ぼくはぼくのえをかくよ

まっしろな紙に黒いクレヨンで横線が一本ひかれる。 まっしろな紙が黄色く塗られた。 黄色地に黒い線が一本走っている。空みたい! 海みたい! 大地みたい!という言葉から始まる、 荒井良二さんの絵本『ぼくはぼくのえをかくよ』。何もなかった夕方の空と海…

hitokakera

“わたしたちがもうたっぷり知っていると思っている物事の裏には、わたしたちが知らないことが同じくらいたくさん潜んでいるのだ。 理解というものは、つねに誤解の総体に過ぎない。 それが(ここだけの話だけれど)わたしのささやかな世界認識の方法である。…