2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

猫を抱いて象と泳ぐ

猫を抱いて象と泳ぐ小川 洋子文藝春秋発売日:2009-01-09ブクログでレビューを見る»作者の生み出す想像の海を陶然として泳いでいくと、時折、避けがたく流れくる人の悪意というものにぶつかり、ハッとさせられる。それでもなお、純心と慈愛をもってチェス相…

美女と竹林

美女と竹林 (光文社文庫)森見 登美彦光文社発売日:2010-12-09ブクログでレビューを見る»いくらなんでもグダグダしすぎではないか!『きつねのはなし』の次に読んだからか、緊張感のひとかけらもなくぽけっとできました。通勤時に読めば、仕事中にもかかわら…

夜 (集英社文庫)橋本 治集英社発売日:2011-06-28ブクログでレビューを見る»妻子ある男が、ある日突然別の女のところに行って帰ってこなくなる。ほぼ同型のストーリーが、関係者ごとに主人公を変えて、輪を描くように綴られていく短編小説。どこかで現実にあ…